革鞄のお手入れ|オススメの方法

様々な材質の鞄が世の中には存在しますが、その中でも特に人気なのが革の鞄ですよね。

そんな革鞄は使えば使うほど柔らかくなって革の質感も出てきて、エイジングによる変化を楽しめるのも魅力の一つだと思います。

しかし、革鞄は外の空気に触れた状態で使うので、天候や気温などによっては濡れてシミになってしまったり、乾燥してひび割れてしまったり、革の状態が変化しやすいのが特徴です。

また、使わずにしばらく保管しておいたら、白い粉のようなものをかぶっていたり、正しい保管方法で保管をしないと、使いたい時に使えない状態になってしまうこともあります。

今回はそんな革鞄を常に綺麗な状態で使用、または保管するためのおすすめの手入れの方法と用意する物をご紹介します。

ご紹介する手入れは、日頃からの手入れ、濡れてしまった時の手入れ、シミ・汚れの落とし方、長期間の保管方法、の4つです。

その前に、なぜ革鞄に手入れが必要なのかお話します。

革鞄を手入れする理由

革鞄に手入れが必要な理由ですが、冒頭でも述べたように鞄は天候や気温の影響を受けて、湿ったり乾燥したりするので、そういった変化で革が変質してしまわないように手入れが大切になってきます。

またそれ以外にも、革鞄には革の部分と金属の部分が存在します。

例えば、画像の鞄であれば肩掛けの長さを調整する金具の部分や、取手の部分は特に革が曲がった状態で癖がついてしまうと思います。

その状態で革が乾燥してくるとひび割れてしまうことがあります。

そういった、ひび割れ・シミ・汚れなどを防いで綺麗な状態で長く鞄を使うために、日頃の手入れや革の状態に合った正しい手入れを行うことが必要なのです。

普段の手入れのおすすめ方法

革鞄の日頃の手入れ方法をご紹介します。

ただ、日頃から手入れすると言っても頻度は月に一度ほどで大丈夫です。

革鞄は普段から手で触れると思いますが、人間の手などの皮脂が革に触れることで柔らかくなり、艶が出ます。

財布や小物入れなどが長く使っていると手に馴染んでくる感覚はそのためです。

普段から日常的に使う鞄であればそれほど手入れをする頻度は高くなくていいので、たまに手入れをするときは丁寧に行なってください。

普段の手入れ前に用意する物

  1. 革専用の保湿クリーム

    鞄だけでなく、革製品全般に使用できるクリームがあるので、そういったクリームがおすすめです。
  2. 乾いた布
    鞄の乾拭きやクリームを伸ばす時に使用するので、柔らかい乾いた布を用意してください。
  3. 馬毛ブラシ

    ブラシ掛けやクリームを塗った後に、クリームにムラが出ないようにブラシ掛けをするので、革製品向けの馬毛ブラシを用意してください。
  4. 新聞紙
    乾燥させるときなど、置いておく時に型崩れを防ぐために鞄の中に詰めます。
    新聞紙でなく、綿などでも大丈夫です。

普段の手入れの手順

ここから普段の手入れの手順をご紹介します。

乾拭きとブラシ掛けで埃やゴミを落とす

まず、乾いた布で乾拭きをするのと、ブラシ掛けを行なって表面についたホコリや汚れを落とします。

革の表面は凹凸があるので、埃などが詰まるとカビの原因になったりします。

乾拭きとブラシ掛けは毎日革鞄の使用後に行うことでカビを防げるのと革に艶が出るので、この工程は毎日行うことがおすすめです。

クリームを全体に薄く塗る

クリームを乾いた布を使って薄く塗っていきます。

金具部分にも塗ると、金具と革の接触部分が長持ちしますし、ファスナーにも軽く塗ると滑りがよくなります。

このとき、クリームと革の種類によっては色落ちしてしまうことが稀にあるので、心配な方は目立たないところで試してから全体に塗ることをお勧めします。

また、クリームをつけすぎないことに注意してください。

ブラシ掛けでクリームのムラをなくす

前の工程で塗ったクリームをブラシでムラなく馴染ませていきます。

革鞄には、多くの革と革の変わり目や縫い目があると思います。

そういった隙間にクリームが溜まりやすいので、注意しながらブラシ掛けをします。

ここで、クリームがムラになっている部分や、クリームの量が多い部分があるとシミの原因になってしまうことがあります。

日陰で風通りの良い場所で自然乾燥

クリームを浸透させるために、日陰で風通りの良い場所に置いて自然乾燥させます。

このとき、型崩れしないために中に新聞紙を詰めて壁などに掛けずに置いて乾燥させます。

そして、このとき最も注意して欲しいことは、直射日光の当たる場所やドライヤーでの乾燥は絶対に避けることです。

革は熱に弱く、ドライヤーの熱などで変形や変質してしまうことがあるので気をつけてください。

クリームを塗ってあるだけでも、何も塗っていない革よりシミや汚れの予防になりますが、乾燥が終わってから防水スプレーを軽くふりかけるだけでも水に対してはかなり強くなるのでお勧めです。

ただし、あまり近い距離で防水スプレーをかけるとシミになってしまうので注意してください。

以上が普段の手入れの手順です。

これからご紹介する濡れた時、シミ・汚れを取るときにも共通する工程が多いので、普段から手入れをして慣れておけば、他の手入れもかなり楽になると思います。

濡れた時の手入れ

次は革鞄が濡れてしまった時の手入れのやり方です。

突然の雨などで濡れてしまうことはどうしてもあると思いますが、そういったとき革を悪くしないためにも迅速な対応が必要です。

そんな、濡れた時すぐにやると良い手入れをご紹介します。

濡れた時の手入れで用意するもの

用意するものは基本的には普段の手入れの時と同じです。

  1. 保湿クリーム
  2. 乾いた布2枚
  3. 馬毛ブラシ
  4. 新聞紙

濡れた時の手入れの手順

次に濡れた時の手入れの手順をご紹介します。

濡れた部分の水分を拭き取る

乾いた布で濡れた部分の水分を拭き取ってください。

このとき、普段からクリームを塗って手入れをしていて、革が油を含んでいればある程度水を弾くので長時間放置しない限りシミにはなりにくいです。

しかし、もしシミになってしまっていたらこの後にご紹介するシミ・汚れを取るための手入れを参考にしてみてください。

自然乾燥させる

水分を拭き取ったら日陰で風通りの良い場所で自然乾燥させてください。

このとき、型崩れを防ぐために新聞紙を詰めることと、壁などに取手をかけたりせず、床や机に置いて乾燥させることに注意してください。

また、直射日光とドライヤーでの乾燥も避けることを忘れないでください。

クリームを使って普段の手入れをする

ここからは先ほどご紹介した普段の手入れを行います。

クリームを塗ってブラシ掛けをした後、新聞紙を詰めて自然乾燥させてください。

革鞄が濡れたとき、革は湿っていると思いますが、そのまま手入れをせずに放置してしまうとシミやカビの原因になってしまいます。

また、乾いた布で水分を拭き取るだけだと、水分が蒸発する時に革の内部にあった水分も一緒に蒸発させてしまうので、乾燥してひび割れが起こることも考えられます。

革鞄が濡れてしまった時は、面倒くさがらずにしっかりと手入れしないと革鞄をダメにしてしまう可能性があるので丁寧に手入れをしてあげてください。

シミ・汚れの落とし方

次は、革鞄についてしまったシミや汚れの落とし方をご紹介します。

シミ・汚れを落とす時に用意するもの

こちらも基本的には普段の手入れの時と用意するものは同じです。

  1. 保湿クリーム
  2. 乾いた布1枚、濡れた布1枚
  3. 馬毛ブラシ
  4. 新聞紙

濡れた布は、固く絞って少し湿っている程度で十分です。

シミ・汚れを落とす手順

ここから、革鞄についたシミや汚れを落とすための手順をご紹介します。

濡れた布でシミ・汚れの部分とその周りを拭く

革鞄についたシミや汚れの部分とその周りを濡れた布で拭いて革を湿らせてください。

このとき、ゴシゴシとこするのではなく、軽く叩くようにして湿らせるようにしてください。

また、取れる汚れはこの濡れた布で拭く段階で全て取り除いておきます。

シミや汚れが目立たないほど周りが湿ったら、一度全体を濡れた布で軽くさっと拭いて湿らせてください。

そもそも、シミとは革に水分が浸透して、革の内部にある水分と油分のバランスが崩れてしまい、周りと違いが出ることでその部分がシミとして目立ってしまいます。

そのため、一度周りを湿らせてしっかりと手入れをすることで、革内部の水分と油分のバランスが均一になって、シミを目立たなくすることができるのです。

全体を一度軽く湿らすのも、革鞄全体を手入れすることで革の質を均一にすることが目的です。

自然乾燥させる

革鞄に新聞紙を詰めて日陰で風通りのよい場所に置いて自然乾燥させてください。

ここでも注意点は同じで、直射日光とドライヤーで乾かすことはさけてください。

また、一度革鞄を湿らせているので長時間放置すると革が乾燥しすぎてしまいます。

過度な乾燥は避け、だいたい1時間程乾かしたら次の工程を行いましょう。

クリームを使って普段の手入れをする

ここからは普段の手入れと変わりません。

クリームを塗ってブラシ掛けをしたあと、もう一度革鞄に新聞紙を詰めて自然乾燥させましょう。

以上がシミ・汚れを落とすための手順です。

クリームが乾くと、革の内部の水分と油分のバランスがシミになっていたときより均一になっているため、シミが目立たなくなっています。

革鞄にシミや汚れがついてしまった時にそれらを落とそうと濡れた布で拭いたりして汚れを落とすことができても、そのまま放置すると乾燥してしまいます。

乾燥すると変形したり、ひび割れてしまうので、シミや汚れを取るときはその後にしっかりと手入れをすることを忘れないでください。

長期間の保管方法

最後に、革鞄を長期間使わずにしまっておくときの保管方法についてご紹介します。

梅雨の間など一定期間革鞄を使わずにしまっておく人も多くいると思いますが、革鞄を保管するとき湿気や乾燥にしっかりと対策することが大切です。

大事な革鞄を次使うとき良い状態で使えるように、長期間保管するときの参考にしてみてください。

長期間革鞄を保管するときに用意するもの

  1. 馬毛ブラシ
  2. 新聞紙
  3. 購入時に革鞄が入っていた不織布の袋

3.は購入時にもとから不織布に入っていなかった場合や、捨ててしまった場合は布などでできた薄手の袋を用意してください。

長期間保管する方法

次に革鞄を長期間保管する方法をご紹介します。

ブラシ掛けをする

まず、ブラシ掛けをして革鞄の埃や汚れを軽く落とします。

革には凹凸や毛穴があり、その隙間に埃が詰まることでカビの原因になることがあるので、全体を優しい力でブラシ掛けします。

乾いた布で乾拭きをしてもいいです。

新聞紙を詰めて不織布の袋に入れる

手入れのときと同じく型崩れを防ぐために革鞄のなかに新聞紙などを詰めて不織布の袋に入れます。

長期間保管しておくときの1番のポイントはこの不織布の袋です。

通気性もよく、埃もかぶらずに保管することができます。

避けて欲しいのはビニールの袋に入れたり、不織布の袋に入れた後にまた購入時のような小さい箱に入れて保管することです。

空気を閉じ込めてしまう上に、革とビニールがくっついてしまう危険性もあります。

不織布の袋に入れたら、そのままクローゼットなどに入れておくことで梅雨など湿度の高い時期も、通気性の良い状態で保管できるので、革のトラブルを防ぐことができます。

吊るさずに置いて保管する

革鞄を壁などに吊るすと革が伸びてしまって変形してしまう可能性があります。

また、長期間保管するとなると革の状態も変化するので、乾燥したり様々な変化をする中で負荷がかかると革が弱くなってしまいます。

新聞紙などを詰めてあるので、革鞄を置いた状態で形を整えて保管するようにしてください。

まとめ

今回は革鞄の手入れの方法をご紹介しました。

日常的に使用頻度が高く、天候や気温の影響を受けやすい革鞄は状況によって適切な手入れをすることが大切です。

普段の手入れは、月に一度ほど定期的に手入れをしましょう。

濡れてしまったときは、シミなどにならないように素早い対応が大切です。

シミや汚れを落とすときは、一度革鞄全体を湿らすことになるので、より丁寧な手入れが必要です。

長期間保管するときは、不織布の袋に入れて通気性が良い状態を保つことで革のトラブルを防ぐことができます。

大切な革鞄を長く良い質感で使用していくために是非参考にしてみてください。

タイトルとURLをコピーしました